[BOOKデータベースより]
ぼくたちは、戦争のない国を作ります。きっときっと、作ります。「日本は神国。絶対に勝ちます」と始まった太平洋戦争。南方を植民地にして豊かになるはずが、暮らしはみるみる貧しくなり…たった4年で大切なものも人も、いやおうなしに奪われていった田中幹夫少年の実話です。戦争体験を語れる最後の世代からこれからの日本をつくる世代へどうしても伝えたいこと。
[日販商品データベースより]戦争体験を語れる最後の世代から、これからの日本をつくる世代へ。どうしても伝えたいことを、絵本にしました。
「日本は神国。絶対に勝ちます」と始まった太平洋戦争。
南方を植民地にして豊かになるはずが、暮らしはみるみる貧しくなり……たった4年で、大切なものも人も、いやおうなしに奪われていった田中幹夫少年の実話です。
「ぼくたちは、戦争のない国を作ります。きっときっと、作ります。」
そう決意した少年は、人権派の弁護士となり、子どもたちや障害者の味方になって、多くの裁判を闘ってきました。
戦争の絶えない21世紀、平和な日本を作るために、ぜひご活用ください。子どもばかりでなく、大人同士で語りあう素材としても役立ちます。
※紙芝居版『いくさの少年期』(京阪奈情報教育出版)も発売中です。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 梅干しの絵本
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2009年06月発売】
実際の体験を基にした体験記としての重みのあるお話です。
寮美千子さんが、絵本作成のために文章化されたことにも、この絵本の思いを感じました。
田中さんが小学校3年生の時に、太平洋戦争が始まったといいます。
「少国民」として目にした戦争は、恐ろしい現実と疑問だらけの現実の中で、田中さんに大きな影響を与えたことでしょう。
極力感情を抑えた記憶の描写だけに、戦争というものに踊らされていた国民の心理の、矛盾と葛藤を汲み取りました。
あの戦時下において、足の悪い子に合せてみんな一緒にゴールした徒競走のエピソードが印象的です。
思いやりの心を伝え、自らは戦地で亡くなった長谷川先生の姿が、この絵本を引き締めています。
こんなことがあったから、田中さんは弁護士への道を歩んだのですね。
小学高学年から中学生にお薦めの絵本です。
戦争を知らない大人たちにも、体感してほしい絵本です。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】