- ベラミ楽団の20世紀
-
音楽でつづる日本現代史
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2024年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784889002935
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 因果推論の科学
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2022年09月発売】
- ROS2ではじめよう次世代ロボットプログラミング 改訂新版
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2024年10月発売】
- 万国博覧会と「日本」
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2024年03月発売】
- 「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2022年09月発売】
- 宗教を問う、宗教は問う
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2023年12月発売】
[BOOKデータベースより]
京都三条にあった高級ナイトクラブ「ベラミ」。その盛衰はバンマス・野力久良の一生を導きの糸として、ジャズやポップスを中心とした音楽の戦後史を社会運動的視点から描く。朝ドラ「カムカム」や「ブギウギ」でジャズに関心を抱いたあなたに読んで欲しい!
まえがき 京都のジャズ喫茶をめぐる
[日販商品データベースより]序章 野力久良と関西オールスターズ
1章 高級ナイトクラブ「ベラミ」
2章 越路吹雪とベラミのママ・山本千代子
3章 ベラミ前史1 戦前日本のジャズ音楽
4章 ベラミ前史2 進駐軍クラブから歌謡曲へ
5章 加山雄三 イン・ベラミ
6章 ナベプロ関西事務所とベラミでの原盤製作
7章 ベラミ争議と音楽家ユニオン
終章 京都ポップスジャズオーケストラ(KPJO)の11年
あとがき LPレコードを求めて
補論 いま戦後史を学ぶ―自らの生き方と重ね合わせつつ
海外航路や上海租界などでの楽団演奏はあったが、ジャズという音楽が日本で本格的に流行し定着するのは、1945年の敗戦後のことである。ジャズを持ち込んだのはアメリカ占領軍だが、演奏者は日本人の「にわかジャズミュージシャン」。彼らはアメリカ軍専用のダンスホールや各地キャンプ(基地)で米兵を慰めるためにジャズを奏でた。サンフランシスコ講和条約から朝鮮戦争期には日本人ジャズミュージシャンの演奏技術が飛躍的に向上し、彼らは高給取りとなっていった。
朝鮮戦争の休戦で米兵が本国に帰還したり、米軍基地が占領下の沖縄に集中するようになると、仕事を失ったジャズミュージシャンは芸能界やジャズ喫茶などで演奏するようになった。京都三条にあった高級ナイトクラブ「ベラミ」の前身もジャズ喫茶だった。
本書はその「ベラミ」の盛衰とバンドマスター・野力久良の一生を導きの糸として、ジャズやポップスを中心とした音楽の戦後史を社会運動的視点から描く。朝ドラ「カムカム」や「ブギウギ」でジャズに関心を抱いた方たちにもお薦めする一冊。