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[BOOKデータベースより]
文化社会学の最前線からの力作。中国の都市生活の奥深くに潜む新中間層文化の形成に光を当てる。現代中国が直面する「社会転型」の波を捉え、「小資」という表象の変遷からその錯綜な物語を紐解く。豊かなメディアの世界で交差するさまざまなアクターの相互作用を通じて、都市新中間層のメディア文化を深掘りし、新たな理解の地平を開こうとする研究。
「小資」を構築する
[日販商品データベースより]第1部 「小資」概念の変容:都市新中間層との結合(「小資産階級」概念から「小資」概念への変容)
第2部 「小資」概念の展開:都市新中間層のメディア文化の創出(「小資」文化の担い手の文化資本獲得;「小資」文化の生産体制の整備;「小資」文化の「中間性」の規定と相対化)
第3部 「小資」概念の衰退:都市新中間層との乖離(マスメディアにおける「小資」概念の衰退;ソーシャルメディアにおける「小資」概念の衰退)
「社会転型」のなかの「小資」
1990年代以降、中国は社会主義の枠組みから消費社会へ移行し、その中で都市新中間層の勃興が顕著になっている。本書はその変遷を解明し、「小資」概念を中心に文化的特質と社会的影響を探求した。消費社会化とイデオロギーの葛藤を通じて、都市新中間層のメディア文化について文化社会学の視点から新たな地平を開こうとする一冊。