この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 気がする朝
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年12月発売】
- 幸いなるかな授かりしもの
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2018年10月発売】
- 往信
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年02月発売】
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年12月発売】
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2018年10月発売】
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年02月発売】
[BOOKデータベースより]
1 おぼえて、わすれる
[日販商品データベースより]2 平面と立体
3 夢を〓がす
4 コルセット
5 奇書
6 書けば遺る
「北斗賞」は、俳句の未来を開く若い俳人を輩出することを目的とした賞。
40歳までの俳人を対象に作品150句を募集し、第13回は40篇の応募があった。
【受賞の言葉】
2014年にBL句会をきっかけにして俳句を作りはじめた。
その後数年してBLでない俳句も作るようになったが、BL俳句から学んだときめきと反骨は、何かを作るときいつも心の中にある。
個人の努力ではどうにもならない、社会システムの理不尽のようなものがあることを、20代後半になって身を以て知った。
それにすりつぶされそうになりながら、抗いながら生きてゆくとき、俳句は支えであり光だった。
北斗賞をいただけたのは、そのときのもがきをどこか掬い取ってもらえたような気がして、うれしい。
しかし慢心せずまた0から作りたいし、作りながら自分なりに小さく戦ってゆきたい。
もう亡くなった人も生きている人も、好きな句を書く人たちは遠くの灯台のようで、くらい海を行くときの希望として光っている。
いまも書き続けられるのはその人たちのおかげだ。
(佐々木紺)
探梅や水面は雲をゆるく溶き
落ちながら謀反のにほふ白椿
花冷やフルーツサンドやすませて
対角線上に君ゐる冷奴
魚の尾に風の立ちたる花藻かな
僧の頭のきつとさらさら夕端居
師をすこしあやめて持つてゆく芒
咬合の悪き一族星月夜
男らの抱擁淡し霧の街
生き延びるため森を描く冬の画布
本書より