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汲古書院 山下洋平
点
第1部 日本古代における喪礼受容(平安時代における臣下服喪儀礼;律令国家における臣下服喪儀礼の特質―唐制との比較を通して;后・皇太子のための臣下服喪儀礼からみた日本古代王権の特質―唐代の事例を参考として;北魏文明太后崩御時における孝文帝の服喪儀礼;日中の臣下服喪・挙哀儀からみた律令官僚機構の一側面;日本古代の殯儀礼と中国的喪礼)第2部 日本古代における中国思想の受容(七世紀の日本における中国思想の受容と『管子』―憲法十七条・時令思想・鍾匱の制を中心に;律令国家における儒教政策の変遷―礼の実践と倫理の学修)結論
【「序」及び本書より】(抜粋) 本書は、日本の古代、具体的には朝廷が天皇を中心とする中央集権国家の形成を目指し始めた七世紀から、王権や支配の在り方が摂関家・上皇をはじめとするミウチ的権力との関わりのなか複雑多様化した十一・十二世紀までを対象時期とするものであり、各時期の朝廷権力の中で、中国の古代社会に淵源を持ち、直接的には隋・唐に倣うところが大きかった儒教、とりわけ、その中核をなす礼(君臣関係、身分の上下、長幼の序、男女の別等、様々な秩序を維持するための儀礼や行動規範)がいかなる意義を持っていたかを解明しようとするものである。 第一部では、日本古代の君主(天皇・太上天皇)・后・皇太子の喪礼において実施された臣下服喪儀礼や挙哀儀を、唐代はじめ中国諸王朝の事例と比較しつつ考察し、日本古代の王権の特質や礼認識を明らかにしていく。 第二部では、礼、あるいはそれを中核とする儒家思想(儒教)が、日本の古代国家において、いつから、また、どのような過程で重要な役割を期待されるようになったのかという問題を再検討するために、七世紀初頭から八世紀までを主な対象時期として、儒教をはじめ、その他、中国思想にも注目して、それらの影響が窺える政策や言説等を考察していくことにしたい。
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[BOOKデータベースより]
第1部 日本古代における喪礼受容(平安時代における臣下服喪儀礼;律令国家における臣下服喪儀礼の特質―唐制との比較を通して;后・皇太子のための臣下服喪儀礼からみた日本古代王権の特質―唐代の事例を参考として;北魏文明太后崩御時における孝文帝の服喪儀礼;日中の臣下服喪・挙哀儀からみた律令官僚機構の一側面;日本古代の殯儀礼と中国的喪礼)
[日販商品データベースより]第2部 日本古代における中国思想の受容(七世紀の日本における中国思想の受容と『管子』―憲法十七条・時令思想・鍾匱の制を中心に;律令国家における儒教政策の変遷―礼の実践と倫理の学修)
結論
【「序」及び本書より】(抜粋)
本書は、日本の古代、具体的には朝廷が天皇を中心とする中央集権国家の形成を目指し始めた七世紀から、王権や支配の在り方が摂関家・上皇をはじめとするミウチ的権力との関わりのなか複雑多様化した十一・十二世紀までを対象時期とするものであり、各時期の朝廷権力の中で、中国の古代社会に淵源を持ち、直接的には隋・唐に倣うところが大きかった儒教、とりわけ、その中核をなす礼(君臣関係、身分の上下、長幼の序、男女の別等、様々な秩序を維持するための儀礼や行動規範)がいかなる意義を持っていたかを解明しようとするものである。
第一部では、日本古代の君主(天皇・太上天皇)・后・皇太子の喪礼において実施された臣下服喪儀礼や挙哀儀を、唐代はじめ中国諸王朝の事例と比較しつつ考察し、日本古代の王権の特質や礼認識を明らかにしていく。
第二部では、礼、あるいはそれを中核とする儒家思想(儒教)が、日本の古代国家において、いつから、また、どのような過程で重要な役割を期待されるようになったのかという問題を再検討するために、七世紀初頭から八世紀までを主な対象時期として、儒教をはじめ、その他、中国思想にも注目して、それらの影響が窺える政策や言説等を考察していくことにしたい。