この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ガウスの黄金定理 平方剰余の相互法則で語る数論の世界
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2023年10月発売】
- 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃
-
価格:990円(本体900円+税)
【2023年02月発売】
- ガロア理論12講 概念と直観でとらえる現代数学入門
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2022年07月発売】
[BOOKデータベースより]
人類全体に共通しているように見える数学だが、かつては地域によって大きな違いがあった。ゼロを発見した古代インド数学、ピタゴラスの三つ組を探し当てた古代バビロニア数学、「証明」という手法を生んだ古代ギリシャ数学―。時代の制約や文化の伝播の影響も受けながら各地で発展していたにもかかわらず、なぜ西洋数学に席巻されたのか。5000年以上にわたって進化し続ける壮大な人類の知の体系をたどる。
序論
[日販商品データベースより]三平方の定理と古代バビロニア数学
古代エジプト人の割り算
記数法の歴史
古代ギリシャ数学1―論証数学の起源
古代ギリシャ数学2―論理と現実は一致するか?
ヘレニズム期の数学1―ユークリッド原論
ヘレニズム期の数学2―アルキメデスの数学と古代ギリシャ科学の終焉
中世インドと中国の数学
中世アラビアの代数学
近代西洋数学1―十二世紀ルネサンス
近代西洋数学2―微分積分学の発見
和算と円周率
宇宙の幾何学
まとめと現代の数学
発売即、続々重版!
日経新聞夕刊(3/21)で竹内薫氏による書評掲載!
(本書で取り上げられている内容)
・数学は時代や地域による制約を受けず普遍的だ。たとえば今も昔も7は素数だ。しかし昔から「一つの統一された学問」だったわけではない。
・昔の人々にとっての数学は、今の我々にとっての数学とは驚くほど違っていた。
・12709^2+13500^2=18541^2など、紀元前1800年の古代アラビア人は大量のピタゴラスの三つ組を見つけていた。
計算機を持つ私たちにもこの三つ組を求めることはほぼ不可能だ。いったいどうやって?
・数字としてのゼロを発見した古代インド人が使っていた数学とは?
・ギリシャだけに「証明」という手法が生まれた背景を考える。
・各地で発展していた数学は、なぜ西洋数学に集約されたのだろうか。
「数学史は、単に一つの直線的時系列なのではなく、幾重にも重なり絡み合った古代からの文明史なのであり、人類のグローバルヒストリーなのであり、スリルとサスペンスに満ち溢れた興亡史である」(「はじめに」より)