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[BOOKデータベースより]
数学は音楽に似ている。論理と感性、理性と直観等、対立するもののように思われがちだが、音楽も数学も古来、天上へつづくかのような調和の美しさで人を魅了してきた。ところが数学者たちはやがて気づく。数の世界に潜む見えない数、無限、そして緻密な論理が孕むパラドクスの深淵。しかしそこに、数学が自由に飛翔するための契機があった―。古代文明から現代まで四千年にわたる数学の歴史をたどり、人間にとって正しさとは何かを問いなおす。
第1章 背理法の音楽
[日販商品データベースより]第2章 見よ!
第3章 数を観る
第4章 儀式としての証明
第5章 見えない正しさ
第6章 無限に対する恐怖
第7章 無限の回避
第8章 伝統のブレンド
第9章 無限小算術
第10章 西洋科学的精神
数学者、哲学者たちを戦慄させた正しさのパラドクス。緻密な論理の底に彼らがのぞきみた真理の深淵を探る。古代文明から現代まで4000年にわたる数学の歴史を辿り、人間にとって正しさとは何かを問い直す。