- 政治と美学
-
ベンヤミンの唯物論的批評
未来社
内村博信
- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2024年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784624012021

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[BOOKデータベースより]
ベンヤミンの思考は何をめざしていたのか。いまなお現代思想の根源の一角を成しているベンヤミンの思考の政治的・美学的な側面を中心に一九三〇年代を生き抜いたその活動を緻密に追跡し分析する力業のベンヤミン論。
第1章 表現主義と暴露の技術としての唯物論的“批判=批評”(保守的ロマン主義と革命的ロマン主義への批判;クラウス論における「全人間的なもの」;クラウス論における「非人間的なもの」)
[日販商品データベースより]第2章 新即物主義とブレヒトの叙事演劇(新即物主義と「新中間層」;「叙事的なもの」とブレヒト演劇における「身振り」;生活諸関係の文書化と貧困化)
第3章 「反社会的な者」のメランコリーとアレゴリー的志向(「複製=再生産技術」と大衆社会;ボードレール論における陶酔の弁証法的な意味作用;ボードレール論における「新しさ」への感情移入とアレゴリー的志向)
カール・クラウスの論争術、ブレヒトの叙事演劇をつうじて、第一次世界大戦後の大衆社会を問い、ボードレールの抒情詩をつうじて近代大衆社会が誕生する根源史を探求するベンヤミン。激動の時代状況下、批評家として活動を開始し、亡命先のパリで反ファシズム運動とかかわり、研究・批評活動をつづけるベンヤミンの思想に迫る。続刊予定の『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』とともに著者のベンヤミン論を集成する。
目次
序
第一章 表現主義と暴露の技術としての唯物論的〈批判=批評〉
1 保守的ロマン主義と革命的ロマン主義への批判
2 クラウス論における「全人間的なもの」
3 クラウス論における「非人間的なもの」
第二章 新即物主義とブレヒトの叙事演劇』
1 新即物主義と「新中間層」
2 「叙事的なもの」とブレヒト演劇における「身振り」
3 生活諸関係の文書化と貧困化
第三章 「反社会的な者」のメランコリーとアレゴリー的志向
1 「複製=再生産技術」と大衆社会
2 ボードレール論における陶酔の弁証法的な意味作用
3 ボードレール論における「新しさ」への感情移入とアレゴリー的志向
終章