- 法と言語 改訂版
-
法言語学へのいざない
くろしお出版
橋内武 堀田秀吾
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2024年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784874249536

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[BOOKデータベースより]
法言語学の代表的課題を19名の言語学者と法学者が分担執筆。キーワード、課題、基本文献の紹介、的確な事例・豊富な例文や用語・関連図表などで学習の理解と発展を促す。裁判員制度時代の、「法と言語」または「法言語学」の入門書として最適。
法と言語を学ぶ前に
[日販商品データベースより]第1部 法言語へのいざない(法律のことば;日本国憲法のことば;裁判のことば 法言語学の元祖の研究;裁判員裁判のことば 裁判官と裁判員のコミュニケーション;司法通訳 正確さと公正さを期して)
第2部 法言語学の課題(ことばの犯罪(1) 特殊詐欺のことば;ことばの犯罪(2) 偽証・名誉毀損;ことばの証拠(1)筆跡鑑定・文書分析・話者同定・剽窃;ことばの証拠(2)商標の類否と識別力;ことばの誤解 意味内容の解釈をめぐる争い;ことばが記憶を変える 目撃者の記憶の変容)
第3部 法と言語と社会(言語権・言語法と言語政策;法言語教育;法言語学の成立と展開)
法と言語 まとめ
言語学や法学を学び始めた大学生や、法と言語に関心のある市民がその要点を知り、この分野の基本事項や考え方を気軽に入手できる「法とことば」の教科書。15ある「学習室」では法と言語に関する様々な豆知識を得ることができる。
■まえがきより
本書はどのように読むべきであろうか。3つの方法を提案したい。
第一に,「法と言語」または「法言語学」の教科書として,シラバスで取り上げられる内容に該当する章を予習・復習したい。復習の折には,章末の課題を解いたり,代表的な関連文献に目を通すとよいだろう。
第二に,「応用言語学」や「社会言語学」などの併用読本として,シラバスが本書のような構成で展開しなくとも,関連図書として併読するに値する。その他の類似の講義や演習においても,課題図書に指定し得るだろう。
第三に,「法と言語」の要点を知るために,この分野の基本事項や考え方を気軽に入手したい向きにも役立つ。章や節の見出し,キーワード,リード文は,要点を把握する上で必読である。「学習室」は豆知識を得るのに格好な小部屋である。しかしながら,「法と言語」や「法言語学」のすべてを書き込んだわけではないので,各章末に掲げた推薦図書も読んで,この分野の学際的な見方を膨らましていただきたい。本書はこの道の出発点であり,行先を示す道標である。