- きっかけはコイの歯から
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魚と米と人のかかわり
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2024年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784883258055
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魚と米と人のかかわり
[BOOKデータベースより]
第1章 プロローグ(琵琶湖の漁師、畑さんから学んだこと;長い咽頭歯研究のはじまり)
[日販商品データベースより]第2章 研究のはじまり(研究テーマの決定;修士論文とそれからの展開)
第3章 研究の本格化(咽頭歯とコイ科;咽頭歯の形態形成と形の類型;日本列島は化石の宝庫)
第4章 湖と人間のかかわり(琵琶湖博物館での活動;咽頭歯研究の展開;淡水魚撈と稲作との関係)
第5章 エピローグ(時間軸の重なり合い;米をとるか魚をとるか)
コイ科魚類の咽頭歯を研究していた著者は必要に迫られ『中国鯉科魚類志』の翻訳を手がけ、当時大学にはなかった走査型電子顕微鏡を備えている歯科大学に就職した。わずか数oの仔魚、しかもその歯を取り出すという、途方もなく大変な作業をしつつ、友田淑郎先生の影響で化石探しに没頭し、古琵琶湖に関る研究者達と「琵琶湖自然史研究会」を結成し、琵琶湖の自然史を明らかにした。
そんな折り、琵琶湖博物館準備室職員に応募、学芸員となるや、住民を巻き込んだ「うおの会」での調査研究、考古学や歴史学、社会学の研究者を巻き込んだ学際的なコイをめぐる総合研究に奮闘した。そしてこれまでの研究を振り返り、思う事は……。