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[BOOKデータベースより]
日本で女性初の弁護士、判事、そして裁判所長と称される三淵嘉子さん。彼女の歩んだ人生と、家裁の黎明期にかかわり、「愛の裁判所」をめざした足跡を、評伝と証言で綴る。2024年春スタート朝ドラ主人公のモデル。
第1部 三淵嘉子評伝(三淵嘉子と家庭裁判所の時代)
[日販商品データベースより]第2部 三淵嘉子ゆかりの人々(「家庭裁判所の父」天真爛漫な初代最高裁家庭局長 宇田川潤四郎;リベラリストな「殿様刑事」家庭裁判所創設のキーパーソン 内藤頼博;日本初の女性法曹のひとり女性の権利擁護での活躍 久米愛;日本初の女性法曹のひとり女性初の弁護士会会長 中田正子;家庭裁判所での「姉妹」女性初の高等裁判所長官 野田愛子)
第3部 三淵嘉子を語る(インタビュー 父であり母であった「とと姉ちゃん」 武藤泰夫・清永聡(聞き手);インタビュー 東京家裁時代の三淵嘉子さん 鈴木經夫・編集部(聞き手);三淵嘉子裁判官の基本的視座を学ぶ―憲法理念と家庭裁判所司法;三淵嘉子さん強さと優しさと;翼を得て)
第4部 家庭裁判所発足の頃(解題 座談会「家裁発足当時の思い出」について;座談会 「家裁発足当時の思い出」;解説 昭和57(1982)年の座談会について)
1938(昭和13)年、日本で女性が初めて司法試験に合格し、1940(昭和15)年に3人の女性法曹が誕生した。そのひとりが、戦後初めて女性の判事・裁判所長となり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さんである。
三淵さんは、女性が参政権さえ持たない=立法に携わることさえできない時代に、明治大学で法律を学び、弁護士になった。
太平洋戦争、慣れない田舎での疎開生活、家族との別れ……激動の時代を経て、残った家族を養うため、三淵さんは裁判官になる。
最高裁判所では、同僚たちと家庭裁判所の設立に向けて奔走する。
***
女性の社会的活躍が期待される今日、その先駆者である三淵さんから学ぶところは多い。
本書は、丁寧な取材によって書き上げられた三淵さんの評伝とゆかりの人々の人物像、実弟や後輩の証言を通じて、三淵嘉子さんの人となり、足跡を紹介する。