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[BOOKデータベースより]
しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための一冊を。戦前から続く海辺の老舗旅館・凧屋の名物は様々な古書を収めた文庫=図書のコレクション。少しばかり“鼻が利きすぎ”な若女将がすすめてくれる「お客様と同じにおい」を纏った文豪たちの小説が、訪れる人の人生を揺らす―。
[日販商品データベースより]戦前から続く老舗旅館・凧屋の名物は、様々な古書が揃った文庫=図書コレクション。若女将が書棚から選ぶ「あなたと同じにおい」の一冊が人生を動かす――。
「眠れない夜に、読んでみてください」
しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための一冊を。
海辺の老舗旅館を舞台に、川端康成などの文豪たちによる名作が人の縁を繋いでいく――
司書や書店員からの絶大な支持を集める作家による、心の深い部分にまで届く連作短編集をお届けします。
◆あらすじ
戦前から続く小さな旅館・凧屋の別名は文庫旅館。名物の図書スペース「海老澤文庫」には、今は名前しかわからないかつての常連・海老澤氏が寄贈した膨大な蔵書が揃い、若女将の丹家円(たんげ・まどか)があなた向けの一冊をそのなかからおすすめしてくれることもある。
お客様と同じにおいがする=宿泊者にいま必要な物語が不思議とわかる円だが、自分自身はその「利きすぎる」嗅覚ゆえに小説が全く読めないという。
夫や家庭に縛られてきた妻、同性の幼馴染に隠した想いを寄せる青年、妹の遺した子を育てる姉。訪れる人々の人生と文豪たちの作品が交錯し、道が開けていくその向こうで、海老澤文庫の、そして円自身にかかわる秘密も明かされていく――。
◆本編に出てくる文豪の名作
一冊目―――川端康成 『むすめごころ』
二冊目―――横光利一 『春は馬車に乗って』
三冊目―――志賀直哉 『小僧の神様』
四冊目―――芥川龍之介 『藪の中』
五冊目―――夏目漱石 『こころ』