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[BOOKデータベースより]
1 案内しつてむかしの寝所―『懐硯』一の四解析
[日販商品データベースより]2 水浴せは涙川―『懐硯』三の一解析
3 天狗は家名の風車―『日本永代蔵』二の四解析
4 安立町の隠れ家―『万の文反古』二の二解析
5 西鶴も人情を道う(講演)
6 近世文学における忠誠と私情(講座)
構造を解析して主題を闡明すること――。
『西鶴試論』(和泉書院、1991年)で途上であった、主題を析出する新しい読み方を提起する、井口西鶴論の続編。本書で井口西鶴論は完結となる。「作品のどこに感動すべきかを、明快に解き明かされて、その作品のそこに感動した。論文を読んで泣くなどということがあるとは、思いも寄らなかった。」(肥留川嘉子)。本書刊行準備中に急逝した著者を偲び、ゆかりの方々24名による追悼集を附載し、井口氏の研究、またその時代を鮮やかに映し出す。
[本書について]
著者の井口洋先生は、本書刊行準備中の令和五年二月二十六日、急逝されました。校正は三校まで進んでいました。赤字はまだ多く、刊行が危ぶまれましたが、肥留川嘉子氏(元京都光華女子大学教授)のご助力を仰げることになり、ここに無事に刊行することが出来ました。また本書にはご遺族の井口淳氏ほか、学会その他で先生と親交の深かった方々に追悼文をお寄せいただくことにしました。ご協力いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。生前の刊行が叶わなかったことが悔やまれてなりません。(文学通信編集部)