- 潜在成長曲線モデル
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共立出版
クリストファー・J.プリーチャー アーロン・L.ウィフマン ロバート・C.マッカラム ナンシー・E.ブリッグス 大橋洸太郎- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784320114166
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[BOOKデータベースより]
本書は、構造方程式モデリング(SEM)の枠組みの中で、潜在成長曲線モデル(LGM)によって縦断データをどのように扱うかべきかが手順を追って記述されると共に、研究者達による縦断データの取扱いの注意点が随所に散りばめられた実践的な入門書である。
第1章 はじめに(本書の概要;潜在成長曲線モデル―略史と概要 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 現実データへの応用(データ;ソフトウェア ほか)
第3章 特別なモデルの拡張(成長混合モデル;区分的な成長モデル ほか)
第4章 マルチレベルモデルとの関係(反復測定データのためのMLM;モデルの仕様 ほか)
第5章 まとめ
付録(プロットと診断:潜在成長曲線モデルにおける交互作用;個々の軌跡を示す)
研究者の立てた仮説を柔軟に表現し、データを用いた検証を行うことができる強力なツールにSEM(Structural Equation Modeling)がある。この枠組みの中では、経時的なデータや反復測定を行った縦断データについて、モデル構築の工夫を行うことによって調査対象の時間的な変化を捉える方法についても研究がなされてきた。一方、経時的なデータの分析に興味のある研究者にとっては、現在、マルチレベルモデルが隆盛していることも周知のことだろう。
このような現状において、21世紀初頭に刊行された本書ではまず、数ある経時的なデータの分析手法の中で、SEMの枠組みにおける時間をモデリングする方法として、潜在成長曲線モデル(Latent Growth curve Modeling:LGM)を取り上げながら、最も単純なモデルから発展的な方法に至るまでを順序良く解説している。また、例えば「時点0」をどこに設定すべきかなど、時間をモデルに組み込む際の留意点を、縦断的研究に造詣の深い原著者達が述べている。そして関連する多くの手法とLGMとの関連について紹介すると共に、現状と大きく相違ないLGMとマルチレベルモデルの将来像についても語られている。
本書は、SEMにおける基本的な経時的データの扱い全般、およびLGMと類似する手法との関連について興味がある読者、またLGMとマルチレベルモデルとの関連について知りたい読者に最適な一書となっている。
[原著: Latent Growth Curve Modeling, Sage Publications, Inc., 2008]