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- 逆境の中の尊厳概念
-
困難な時代の人権
叢書・ウニベルシタス 1160
- 価格
- 5,280円(本体4,800円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588011603
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[BOOKデータベースより]
人間の尊厳を問う人権の哲学、人権の政治学。討議倫理学とコミュニケーション的合理性において人権を体系的に説明し、「権利を持つ権利」を主張するアーレントや、アドルノ、ホルクハイマー、シュミットらの思想史的考察とともに、「民主主義的反復」や「法生成性」を展開させる。主権、シティズンシップ、国民国家の危機、反ユダヤ主義、ジェノサイド、「スカーフ事件」など現在もなお紛糾する諸問題を論じて、幻想なきコスモポリタニズムを目指す。
第1章 序論―幻想なきコスモポリタニズム
[日販商品データベースより]第2章 『啓蒙の弁証法』から『全体主義の起原』へ―アーレントと共存するアドルノとホルクハイマー
第3章 全体主義の影の中の国際法と人間の複数性―ハンナ・アーレントとラファエル・レムキン
第4章 もう一つの普遍主義―人権の統一性と多様性
第5章 民主主義に対する人権は存在するか―介入主義と無関心を越えて
第6章 主権の黄昏、あるいはコスモポリタン的規範の出現?―不安定な時代におけるシティズンシップを再考する
第7章 国境を超えた権利要求―国際的な人権と民主主義的な主権
第8章 民主主義的排除と民主主義的反復―正当なメンバーシップとコスモポリタン的連邦主義のジレンマ
第9章 政治神学の回帰―フランス、ドイツ、トルコにおける比較憲法学的観点から考察したスカーフ事件
第10章 私たちの時代のユートピアとディストピア
人権の哲学と人権の政治学とともに人間の尊厳を問う。討議倫理学とコミュニケーション的合理性において人権を体系的に説明し、「権利を持つ権利」を主張するアーレントや、アドルノ、ホルクハイマー、シュミットらの思想史的考察とともに、「民主主義的反復」や「法生成性」を展開させる。主権、シティズンシップ、ジェノサイド、反ユダヤ主義、国民国家の危機、「スカーフ事件」など現在もなお紛糾する諸問題を論じて、幻想なきコスモポリタニズムを目指す。