- 雨森芳洲の朝鮮語教科書
-
『全一道人』を読む
ブックレット〈書物をひらく〉 31
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784582364712
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[BOOKデータベースより]
朝鮮に対する窓口だった対馬の藩儒・雨森芳洲は朝鮮語通訳官(韓語通詞)養成のための教科書を編んだ。中国由来の漢文儒書をもとにしながら、諺解文(朝鮮語訳文)と和訳文とを並記したその教科書は、どのような意図でどのようにつくられているか。原漢文、諺解文、和訳文を綿密に比較することで、芳洲の思想を精緻に読み解き、翻訳・通訳研究の視角を示す。
はじめに―『全一道人』の著者、雨森芳洲
[日販商品データベースより]1 『全一道人』という書物(ゼンイツ?ゼンイチ?;ものとしての特徴;底本理解まで;『全一道人』の内容;芳洲の韓語通詞養成カリキュラム;『全一道人』の教育観;芳洲の眼前の二つの孝;韓語通詞養成用教科書としての適性)
2 『全一道人』の翻訳文(翻訳研究とは;芳洲の翻訳文の検証―比較対象『五倫行実図』 ほか)
3 『全一道人』の背景―『海游録』を通して(『海游録』と申維翰;芳洲のいた現場―韓語通詞と申維翰;現場の通詞たち―名を記された茂助;名の記されぬ漢語通詞―天皇をめぐるやりとり;芳洲の理想的通詞像)
対馬藩儒・雨森芳洲は、何を求め、どんな配慮をもって、朝鮮語通訳官養成テキストを作ったのか。漢文原テキスト、朝鮮語訳文、和訳文を子細に比較し、その真意を読み解く。