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[日販商品データベースより]
皮膚外用剤をテーマとした書籍・雑誌の多くは,臨床での使い方およびその注意点等が示されています.そこで本特集では,押さえておきたい “ 基本中の基本 ” である,皮膚外用剤の基剤や剤形などの製剤学的な専門知識から,基本的な選び方・使い方などの臨床的知識の重要なエッセンスまでをまとめて解説します.
【主な内容】
■皮膚外用剤を知りたい人へ
1. まずは皮膚外用剤の構成,基剤や剤形を知ろう!
Point@ 皮膚外用剤は主薬以外の理解が重要だ
PointA 軟膏やクリーム以外に知っておくべき剤形がある
PointB 添加物を知ると添付文書はもっと使える
2.よく使う剤形を押さえる!
Point@ 軟膏剤:保護作用があり皮膚の状態が悪くても使える
PointA クリーム剤:使用感や透過に優れるが,軟膏より適応は限られる
PointB ゲル剤:水性ゲルと油性ゲルの違いを押さえよう
PointC ローション剤:頭部などの有毛部位以外にも有用
PointD スプレー剤:アドヒランランス改善に第一選択
■皮膚外用剤を選ぶ人へ
□ 皮膚症状にあわせた剤形を選択するために
Point@ 皮膚の状態をチェックする
PointA 皮膚の状態に適した剤形を選ぶ
PointB 外用部位に適した剤形を選ぶ
■皮膚外用剤を説明する人へ
1. 塗布と塗擦の違いを理解して正しい指導を
Point@ ステロイド外用剤は単純塗布が基本
PointA 保湿剤や消炎鎮痛外用剤は塗擦がおすすめ
PointB 重層療法でステロイド外用剤の効果アップを
PointC 密封療法ができる・できない皮膚外用剤を判別する
2. 副作用の接触皮膚炎を避けるために
Point@ 接触皮膚炎の原因・分類・症状・治療を知る
PointA 注意すべき皮膚外用剤と症状から推論する
PointB 添加物にまで気を配る
■皮膚外用剤を混合・希釈する人へ
□ 混合・希釈は主薬の溶解性と基剤で考える
Point@ 水と油は混ざらない,皮膚外用剤も水と油に分ける
PointA 軟膏とクリームの混合は、透過性が変化する
PointB 液滴分散型軟膏の混合は避ける
PointC 混合後の含量低下に注意
PointD 後発医薬品への切り替えは要注意
PointE 配合変化のデータを正しく利用する
Notice:取扱注意事項
基剤・剤形の判別は透明感と水洗で!/軟膏壺は遮光ではない保存には注意を!/水疱瘡にカチリは禁忌!?/ハンドクリームは自己血糖測定に影響あり!/モイゼルト軟膏は使用後も避妊を!/ボチシートの活用/降伏値とチキソトロピーから使用感をイメージする/ワセリンは日焼けを防ぐ!