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[BOOKデータベースより]
専門医はこうしている!プライマリ・ケア医と精神科医が臨床で活かせる手引書。
第1章 睡眠薬・抗不安薬使用の現状と課題(睡眠薬・抗不安薬の適正使用と出口戦略;プライマリ・ケア領域における課題;共同意思決定による適正使用と出口戦略の実践 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 睡眠薬(エキスパートの睡眠薬治療(BZD、メラトニン、オレキシン、適用外の鎮静作用のある向精神薬);エキスパートの非薬物療法;治療開始時のコンセンサスステイトメント ほか)
第3章 抗不安薬(不安症に対して用いられる薬剤について;エキスパートの非薬物療法;治療開始時のコンセンサスステイトメント ほか)
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期・高用量使用が
わが国の医療における重要課題の1つとなっている。
特に、睡眠薬・抗不安薬としての処方で依存などが生じ、
減薬・中止といったいわゆる出口戦略の実践に大きな困難が伴うことは
精神科医に限らず、多くの医師が経験していることだろう。
そうした現状を踏まえ、日本睡眠学会、日本臨床精神神経薬理学会、
日本不安症学会、日本プライマリ・ケア連合学会という4学会協力のもと
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の適正使用・出口戦略に対する実践的対処法、
非薬物療法の活用などに関する調査が行われた。
本書は、その調査結果をエキスパートの意見として取りまとめた上で、
詳細な解説を加え、臨床で活かせる手引きとして示したものである。
エキスパートであれば重要と考える治療の大枠を示した
「コンセンサスステイトメント」により、いま一度治療を見つめ直すこともできるし、
臨床疑問(CQ)への回答結果を示した「エキスパートコンセンサス」により
専門医がどのような治療をしているのか理解して、臨床を進めることも可能である。
共同意思決定や新規薬剤といったテーマにも多く言及し、
臨床活用にも大きく役立つ1冊となっているはず。
プライマリ・ケア医、精神科医を中心に、多くの学びをここから得られることを願っている。