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[BOOKデータベースより]
釧路出身の直木賞作家桜木紫乃の文学の特性とは何か?英国のジェイムズ・ジョイス文学と読み比べつつ、クシロ(釧路)を舞台にした「北海道文学」のアイデンティティーをも同時に模索し、熱烈なファンを持つその作品の核心に迫る。
序章 クシロの人びと―クシロとダブリン(地政学的な類似;飛翔への夢―ダブリンの人びと、クシロの人びと)
[日販商品データベースより]第1章 桜木紫乃とクシロの春夏秋冬(橋(春);霧(夏);崖(秋);湿原(冬))
第2章 北海道とクシロの人びと(砂感覚(自我の凝縮)―『砂上』;星感覚(自己存在の昇華)―『星々たち』;蓋感覚(封印と決壊)―「水の棺」「絹日和」;旅感覚(漂泊の魂)―『ラブレス』;羽感覚(飛翔への願望)―初期詩作、「風の女」『裸の華』)
終章 アイルランド文学、北海道文学、クシロ文学(アイルランドと北海道、ダブリンとクシロ;荒蕪地体験、飛翔と昇華)
桜木紫乃文学は世界文学になり得るのか。
「ジェイムズ・ジョイスによってアイルランド文学が構築されたように、桜木紫乃によって〈北の日本文学〉ではない、真の北海道文学が構築されることを期待している。それはすでに北海道文学ではなく、もうひとつの共和国の文学と呼ぶにふさわしいかもしれない」(本書より)
北海道文学やクシロ文学が世界文学になり得る可能性を提示した新しい文学論。