- シンデレラはどこへ行ったのか
-
少女小説と『ジェイン・エア』
岩波新書 新赤版1989
- 価格
- 1,034円(本体940円+税)
- 発行年月
- 2023年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004319894
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[BOOKデータベースより]
『赤毛のアン』『若草物語』『リンバロストの乙女』『あしながおじさん』などの少女小説に描かれる、強く生きる女性主人公の物語はいつ、どのように生まれ、広がっていったのか。英国の古典的名作『ジェイン・エア』が与えた衝撃と、そこから始まる脱シンデレラ物語の作品群を読み解き、現代における物語の意味を問う。
序 『ジェイン・エア』から少女小説へ―「シンデレラ・コンプレックス」と「ジェイン・エア・シンドローム」
[日販商品データベースより]第1章 脱シンデレラ物語の原型―シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(女性像の変転―『ジェイン・エア』以前の文学を見る;不遇な幼少時代を送るヒロインの登場;学校生活とキャリア;男性パートナーと対等な関係)
第2章 アメリカへ渡った「ジェイン・エア」の娘たち―『若草物語』『リンバロストの乙女』『あしながおじさん』(『ジェイン・エア』の物語とアメリカの女性作家たち;女らしさへの問い―ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』;逆境を乗り越える―ジーン・ストラットン・ポーター『リンパロストの乙女』;自立への道―ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』)
第3章 カナダで誕生した不滅の少女小説―ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』(自分らしさと強さの肯定―『ジェイン・エア』からの飛躍;自力で居場所を獲得する物語;脳力でキャリアを開く;敵対から友愛へ)
第4章 イギリスでの変転とその後の「ジェイン・エア」―ルーマー・ゴッデン『木曜日の子どもたち』(「シンデレラ」のゆくえ―『ジェイン・エア』からの変容;母としての「ジェイン・エア」;シンデレラ少年の物語;「意地悪な姉」の再生の物語)
終章 変わりゆく物語―「ジェイン・エア・シンドローム」のゆくえ(変貌する「シンデレラ物語」―ディズニー映画と現代;変わる読者の意識と時代―新しい物語への展望)
『赤毛のアン』『若草物語』『リンバロストの乙女』『あしながおじさん』などの少女小説に描かれる、強く生きる女性主人公の物語はいつ、どのように生まれ、広まっていったのか。英国の古典的名作『ジェイン・エア』が与えた衝撃と、そこから始まる脱シンデレラ物語の作品群を読み解き、現代における物語の意味を問う。