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【2016年12月発売】
[日販商品データベースより]
<企画者より>
呼吸器疾患の理解や診療にあたって、画像検査はなくてはならないものです。胸部X線写真のない呼吸器診療は想像がつきませんし、多くの先生方にとっては、必要時にCTを撮像することのできない呼吸器診療も考えにくいのではないかと思います。しかし、そこにいろいろな胸部画像があったとしても、その利用の仕方は、それぞれの先生によってまったく違っているかもしれません。
私自身、多くの先生方に画像の読み方を教えていただきました。そして、「ああ、このようなところに気をつけて読影されているのか」とか、「この画像から、そこまでのことがわかるのか」など多くのことを学んできました。
そこで、今回の企画では「呼吸器画像診断―疾患理解が深まる読解のコツ」と銘打ち、画像を切り口として疾患への理解を深めることを目指しました。本企画ではそれぞれの分野を代表する先生方に執筆をお願いし、代表的な呼吸器疾患の(比較的)典型的な症例に関して画像を中心として提示していただきました。堅苦しい学術雑誌ではなく、気軽に読めるオムニバス風の「読み物」の集合体を目指しています。本書を手に取っていただいた方には、気が向いたところから、好きな順番に読んでいただければよいと思っています。
研修医や呼吸器専門医を目指す若手の先生にとっては、長い医師人生で多くの画像を見ることになりますが、本企画で示されたような画像の見方を知ることが、今後の医師人生において役に立つことを願っています。また、すでに呼吸器を専門としている先生方にも、復習をかねて本書を手に取っていただければ望外の喜びです。もちろんすべての疾患を網羅できているわけではありませんが、本書のすべての項目を読み終わったときには、経験豊かな医師と同等の画像の見方や疾患の理解に近づけることを願っています。