- 上昇(アップスウィング)
-
アメリカは再び〈団結〉できるのか
創元社
ロバート・D.パットナム シェイリン・ロムニー・ギャレット 柴内康文- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2023年07月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784422360140
[BOOKデータベースより]
分断され沈みゆくアメリカが再び「上昇」するには?19世紀末から現在まで、アメリカ社会は「個人主義―共同体主義―個人主義」の間で振り子のように揺れていた。多領域に共通して見られる、百年にわたる大きな変化のカーブを、綿密かつ独創的なデータ分析をもとに検証し、未来への展望を探求する。『孤独なボウリング』『われらの子ども』のR・D・パットナムによる、集大成にして最も壮大な“温故知新”のストーリー。
第1章 過ぎ去りしは序幕
第2章 経済―平等性の盛衰
第3章 政治―部族主義から礼譲へ、そして元どおりに
第4章 社会―孤立と連帯の間
第5章 文化―個人主義対コミュニティ
第6章 人種とアメリカの「われわれ」
第7章 ジェンダーとアメリカの「われわれ」
第8章 二〇世紀の弧
第9章 漂流と統御
緻密な統計分析と幅広い領域を見渡すダイナミックな論理展開で、現代アメリカにおける格差拡大の背景と社会関係資本〈ソーシャルキャピタル〉の重要性を論じてきたR・D・パットナム。
『孤独なボウリング』『われらの子ども』などのベストセラーに次ぐ本書では、気鋭の作家S・R・ギャレットの協力のもと、アメリカの過去100年における「われわれ(We)」性の上昇と下降が描く逆U字曲線に着目する。
19世紀末には極端な個人主義だったアメリカ社会が、約半世紀をかけて徐々に差別と格差を縮小させ、利他性とコミュニティ志向を強めたのち、1960年代をピークに再び下降して現在の排他的な差別・格差社会に至るまでの大きな流れを、政治・経済・社会・文化・人種・ジェンダーなどさまざまな角度から検証。危機的状況にある現在のアメリカが再び〈上昇〉するためのヒントを探る。
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