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[BOOKデータベースより]
先行12勅撰集の重みを受け留めて。第59回配本(60冊目)。「契りしもあらぬ世にとは聞かざりき恋死なで待つ命ともがな」(二条為世女為子)―大仰な表現を用いずに冷淡な恋人への恋情を訴え続ける女、「あはれ今は身をいたづらのながめしてわが世ふりゆく花の下陰」(伏見院)―小町の名歌を意識しつつ、皇位を退いたわびしさを落花に託す上皇、『玉葉集』に先立つ『新後撰集』の和歌世界は決して守旧に終始してはいない。
本文(新後撰和歌集)
[日販商品データベースより]後宇多上皇の院宣により嘉元元(1303)年二条為世が撰進した第13番目の勅撰集。平安期後鳥羽上皇の頃?撰進時までの歌を選ぶ。