- 文学とテクノロジー《新装復刊》
-
疎外されたヴィジョン
LITERATURE AND TECHNOLOGY- 価格
- 6,380円(本体5,800円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560093511
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[BOOKデータベースより]
実験室は十九世紀が生んだもう一つの人工楽園だった。芸術に「科学の正確さ」を求めた自然主義者はもちろん、純粋な美を目指した象徴主義者やデカダン派に至るまで、十九世紀の芸術家たちは「美のテクノロジー」に憑かれていた。マラルメはすべてを計算して詩から偶然を排除せんとし、フローベールは考古学的考証に耽り、ゾラは芸術家は現象をうつす写真家でなければならないと説いた。産業社会に反逆、あるいは逃避したはずの作家たちが、実は彼らの忌避したテクノロジー思考に支配されていたことをあばき、近代における「方法の制覇」「視覚の専制」、そこから生じる距離と疎外の問題を論じて、文化史の革命的書き換えを成し遂げた名著。待望の復刊。
1 方法の征覇
[日販商品データベースより]2 ロマン主義者と唯美主義者
3 ミメシス―視覚的なるもの
4 疎外された世界
5 参加
6 接近
(書物復権)非人間的な近代産業に反逆したはずの十九世紀芸術家たちが、テクノロジーに毒されていたことを喝破。「視覚の支配」などを批判した文化史の傑作。