- 室町幕府論
-
- 価格
- 1,331円(本体1,210円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065319345
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 室町アンダーワールド
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年02月発売】
- 首都の経済と室町幕府
-
価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2006年11月発売】
- 明智光秀
-
価格:880円(本体800円+税)
【2019年11月発売】
[BOOKデータベースより]
かつて京都には百メートルを超える巨大な塔が建っていた。この「大塔」、そして眩く輝く金色の寺院、華やかな祭礼―首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を為した室町幕府は、朝廷を凌ぐ威光を確立したのである。弱体政権論を覆し、足利政権が「権力」と「権威」を掌握してゆく過程を、絶頂の義満時代を軸に鋭い筆致で描き出す!
第1章 天龍寺―足利尊氏・義詮の時代
[日販商品データベースより]第2章 相国寺―足利義満の時代1
第3章 相国寺大塔と北山第―足利義満の時代2
第4章 南北朝期の公武関係―研究史的考察
第5章 復興期の社会―足利義持の時代1
第6章 守護創建禅院―足利義持の時代2
おわりに 虚空を突く大塔
"〔あなたはまだ、義満の""本当の凄さ""を知らない〕
朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ――室町幕府を読み直す画期的論考!
かつて京都には百メートルを超える巨大な塔が建っていた。この「大塔」、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼―
首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を為した室町幕府は、朝廷を凌ぐ威光を確立したのである。
弱体政権論を覆し、足利政権が「権力」と「権威」を掌握してゆく過程とはいかなるものであったか。
絶頂の義満時代を軸に、鋭い筆致で描き出す!
【本書より】
「当時の人々は相国寺大塔を見上げ、また北山第の意匠に驚かされつつ、新たな天下の到来を実感していたのである。」
【本書の内容】
はじめに
第一章 天龍寺―足利尊氏・義詮の時代
1 軍事政権としての室町幕府
2 荒廃する朝廷社会
第二章 相国寺―足利義満の時代1
1 後円融朝の失政
2 足利義満の朝廷改革
第三章 相国寺大塔と北山第―足利義満の時代2
1 相国寺大塔
2 北山殿足利義満
3 財政史から見た義満の権力
第四章 南北朝期の公武関係―研究史的考察
1 「京都市政権」という罠
2 権限吸収論批判
第五章 復興期の社会―足利義持の時代1
1 復興ビジネス
2 室町時代の首都圏
第六章 守護創建禅院―足利義持の時代2
1 守護による寺院創建
2 足利義持の政治
3 公武統一政権
おわりに―虚空を突く大塔
あとがき
学術文庫版あとがき
参考文献一覧
索引
*本書の原本は、2010年に講談社選書メチエより刊行されました。"