- 三島由紀夫 薔薇のバロキスム
-
- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480511805
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 詩を書くということ
-
価格:913円(本体830円+税)
【2025年04月発売】
- 対談集 ららら星のかなた
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年09月発売】
- 人生相談 谷川俊太郎対談集
-
価格:935円(本体850円+税)
【2022年05月発売】
[BOOKデータベースより]
内と外という二元論を危うくする薔薇の花弁、腹からこぼれ出る腸の美しさ―皮膚や表層にこだわり続けてきた美学者である著者は、「内部へ出る」ことにより逆説的に肯定される表面にこそ、三島独自の美意識すなわちバロキスムが賭けられていると見る。内面と外面、精神と肉体、素顔と仮面、美しい無智者と醜い智者といった対比、そして薔薇のみならず作品を豊かに彩るさまざまな植物的イメージを自在に横断しながら、それらすべてが昭和45(1970)年11月25日の壮絶な自死へと収束されていく過程を詳らかにたどる、スリリングかつ斬新な三島論。文庫書き下ろし!
序 昭和四十五年十一月二十五日
[日販商品データベースより]1 映画『憂国』と音楽
2 外面と内面
3 ヘレニズム・バロック
4 薔薇狂い
5 薔薇のバロキスム
6 美しい無智者と醜い智者
7 肉体の論理とその逆説
8 「存在の劇」谷崎潤一郎VS三島由紀夫
9 死の太陽
10 三島由紀夫のフローラ
11 松へのこだわり
12 死の様式
13 「動態」としての文化とその座標軸
14 庭と海
結 「お祝いには赤い薔薇を」
内面と外面、精神と肉体、美しい無智者と醜い智者といった対比、作品を豊かに彩る植物的イメージを自在に横断しながら、それらすべてが壮絶な自死へと収束されていく過程を詳らかにする、スリリングかつ斬新な三島論。文庫書き下ろし!===内と外という二元論を危うくする薔薇の花弁、腹からこぼれ出る腸の美しさ──皮膚や表層にこだわり続けてきた美学者である著者は、「内部へ出る」ことにより逆説的に肯定される表面にこそ、三島独自の美意識すなわちバロキスムが賭けられていると見る。薔薇や松をはじめ作品を彩るさまざまな植物的イメージに注目しつつ、『憂国』、『豊饒の海』などのテキストにわけ入り、自死への過程をまったく新たな視点で解き明かす、珠玉の三島論。文庫書き下ろし!===スリリングかつ斬新!独自の美意識をその死から逆照射するちくま文庫オリジナル===【目次】序 昭和四十五年十一月二十五日 T 映画『憂国』と音楽 U 外面と内面 V ヘレニズム・バロックW 薔薇狂いX 薔薇のバロキスムY 美しい無智者と醜い智者Z 肉体の論理とその逆説 [ 「存在の劇」 谷崎潤一郎VS三島由紀夫 \ 死の太陽] 三島由紀夫のフローラ ? 松へのこだわり? 死の様式XIII 「動態」としての文化とその座標軸XIV 庭と海 結 「お祝いには赤い薔薇を」 あとがき