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[BOOKデータベースより]
第1部 統治機構と対抗権力(統治機構と対抗権力―日仏の比較に基づく総論的考察;自律と対抗権力―ケルゼンの民主主義論に即して ほか)
[日販商品データベースより]第2部 制度と社会における対抗の現況(コロナ禍におけるフランスの対抗権力・日本の対抗権力;第5共和制下における対抗権力としての議会―2022年6月の国民議会選挙が示したもの ほか)
第3部 各国の議会制と対抗権力(ドイツ・フランスの議会制と対抗権力;フランス議会の対抗権力 ほか)
第4部 憲法秩序と対抗権力―政治部門・司法・市民(アメリカ政治の分極化が連邦最高裁判所に与える影響と司法審査理論の動向に関する序論的考察;フランス議会と憲法院 ほか)
今日の西欧の代表民主政では、選挙や国民投票などの制度的回路、デモのような非制度的形態の双方で、既存の議会制の制度的枠組では十分制御しきれない様々な社会的な要求・異議申し立ての表出が見られる。本書は、こうした状況に憲法学の観点から向き合い、統治と並ぶ議会制の構成要素である代表・統制という契機に着目し、両者を包摂する対抗権力という概念を設定することで、議会制の中に散在する「対抗」の諸要素を析出する。次いで、そうした分析で得られた諸要素を比較と歴史という視座から突き合わせ、対抗権力という観点から議会制を再画定する理論を構築するとともに、制度化へのインプリケーションを得ることをめざす。