- 百冊で耕す
-
〈自由に、なる〉ための読書術
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784484222332
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[BOOKデータベースより]
「朝日新聞」名文記者の書物を糧にする技術。本は百冊あればいい。この読書法と筆一本。35年間、書いてきた。
第1章 終わりなき論争 速読の技術/遅読の作法
[日販商品データベースより]第2章 本という投資 本を買う/本を借りる
第3章 読まないくせにというけれど 理想の積ん読/狂気の積ん読
第4章 わたしは読めているのか 「分かる」読書/「分からない」読書
第5章 「論破力」より、深く掘る 批判して読む/憑依されて読む
第6章 読む本を選ぶということ わたしが選ぶ/先人が選ぶ
第7章 読書の愉楽 孤独の読書/みんなの読書
第8章 何のために本を読むのか あわいの娯楽/挑むべき修業
第9章 百冊で耕す 読むことは愛されること/読むことは愛するということ
第10章 美しい日本語世界のわたし 母語でじゅうぶん/原書にあたってこそ
第11章 Don’t Think Twice ズレてる方がいい
文章術『三行で撃つ』で話題の「朝日新聞」名文記者による読書術。
読書とは、人を愛するレッスンだ。
巷に存在する、あまたの読書法。そのロジックを理解すれば、より深く読める――
◎速読/遅読 ◎批判する/憑依される ◎偏食選書/健康選書 ◎かんたん書物/難解書物 ◎抜き書き/暗唱 他
読書なんて人それぞれ。が、どうせ読むなら本を血肉にし、明日の糧にし、善く生きたい。そうした読者の一助となるノウハウを伝える。目指すのは百冊読書家だ。誰でも買える。誰でも持てる。百冊で耕す。カルティベイトする。ただし注意が必要なのは、「本は百冊読めばいい」ではない、ということだ。自分にとってのカノン(正典)百冊を、自力で選び、深く読み、そして最終的にはその百冊さえも必要なくなるほど、己の一部にする。そのための方法論を11のテーマで解説していく。各テーマは「速読/遅読」など、対立する二律背反で構成されている。速読か、遅読か? ではない。速読も、遅読も。そうした多様な読み方ができれば、本と共に生きていける。一面的ではない、重層的な読書家になる。そのためのコツ、ロジックを一緒に考えていく。
本は百冊あればいい。
この読書法と、筆1本。
それだけで、35年間、書き続けてきた。
また、同時に、本書は「読むという行為について考え抜くことで、新しい己を知る」思想書でもある。読書のご利益とは、結局、何なのか? なぜ、わたしたちは読むのか? 勉強とは? 孤独とは? 愛とは? 幸せとは? 生きるとは? 読むほどに、自分が鍛えられ、豊かになる。その果てに、他者を、世界を愛し、変わった自分を発見する。
わたしにしか、見えない問いが、世界を変える〓〓
読書とは、問いを獲得するための冒険だ。
終着駅ではない。始発駅に立つために、本は読む。