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[BOOKデータベースより]
現代のアメリカ理解には、20世紀後半のアメリカの変化―何がどう変わり、どこに向かっているのか―を知らねばならない。文学・歴史・政治・社会分野の研究者26人の論文とコラムによって描き出された多角的視点のアメリカ論。
序 生まれ変わるアメリカ―学問としての挑戦
[日販商品データベースより]第1部 アメリカ研究の原点と現在(二一世紀初頭の「建国の父祖ブーム」とアメリカ革命史研究の軌跡;アメリカ・ポピュリズム研究の「政治学」―リチャード・ホーフスタッター『改革の時代』とマッカーシズム ほか)
第2部 「アメリカの世紀」の誕生と衰退(長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観―オバマとトランプのアメリカの起源;使用されうる過去―二〇世紀のアメリカン・ルネサンス再考 ほか)
第3部 トランスナショナルな核の遺産―文学、思想、環境(重なる風景、移植される悲劇―ナオミ・ヒラハラのマス・アライ・ミステリー・シリーズにおけるトラウマと帰属;水爆実験をめぐる一九五八年の訴訟―ライナス・ポーリングと日本の遠洋漁業者をつないだ反核思想 ほか)
第4部 ボーダーランズからアメリカを問う(北米先住民の米加ボーダーランズ―メディスン・ラインと一九世紀末〜二〇世紀初頭の米加国境;「西部文学」から『エコトピア国の出現』へ―伝統と変革の「西部」 ほか)
第5部 ポスト・グローバル世界と超域アメリカ研究(南部連合にまつわる記念碑をめぐる問題―空間と景観の公平化に向けて;環境作家たちの「市民の不服従」―エコソーシャル・ヴィジョンの継承をめぐって ほか)
アメリカの文学・歴史・政治・社会分野研究者26人の論文とコラムを集成。
中四国アメリカ学会50周年記念出版!