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[日販商品データベースより]
小児脳神経外科領域の手術は、近年症例が大学病院や専門病院に集約化されていく傾向があります。さらには少子化の影響もあることから、一般病院で小児の手術を実施する機会が減少してきています。そのため、一般の脳神経外科医にとって小児の患者を診療することのハードルが上がっていますが、脳ヘルニアを起こしかけているような緊急度の高い状況の患者さんに遭遇した場合や、地理的要因などのさまざまな制約によりその施設で手術を実施しなければならない状況が生じることも時としてあります。そこで、小児の手術経験が乏しい脳神経外科医であっても、短時間のうちにどのような手術を実施したらよいのかについて、さっと頭に入れられるような内容をまとめた特集を目指しました。本特集では学術的な内容より、「実際に小児患者を診療する際にどのようにしたらよいのか」という視点で、小児脳神経外科の臨床に現在直接携わっている経験豊富な先生方に、手術時の写真を多く取り入れ、直感的に手術を感じることができるように解説していただきました。第1章では、小児の輸液や投薬の管理、画像撮影のための鎮静について、解説していただきました。特に幼少例に慣れていない若い脳神経外科医が周術期管理を行う際の参考になると思います。第2章以降は各論として、それぞれの疾患について手術前に必要となる検査、手術のセットアップ(体位、麻酔器の位置、ナビゲーション、超音波、透視、神経生理モニタリングなど)について解説していただきました。体位をとる際には頭部をどのように固定しているのか、使用する手術器具やインプラント、デバイスについても説明してもらっています。続いて手術の実際として、皮膚切開をどのようにデザインしているのか、手術操作の際に気をつかっている点、どのように閉創しているのか、また想定されるトラブルとその防止のためのコツをわかりやすく述べていただきました。最後に術後検査、術後管理の要点、および小児には特に重要となる退院後のフォローをどうしているのかについても、各施設の方針をお示しいただきました。ぜひとも本特集をご活用のうえ、皆様方の診療にお役立ていただけましたら幸いです。(Editorialより)