パール判事「東京裁判不同意判決書第四部」を読む

２２世紀アート 日興企画
黒坂和雄　

• 価格: 1,782円（本体1,620円＋税）
• 発行年月: 2022年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784888771078

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１編　序章（ラダビノード・パール　一八八六年‐一九六七年；東京裁判　昭和二一年‐昭和二三年；プレスコード　昭和二十年‐昭和二七年）
第２編　「東京裁判不同意判決書第四部」抜萃（序論；満州の支配力の獲得、満州事変；満州から残りの中国すべての支配力と制圧の拡大；民族意識；「教育の軍国主義化」は受け入れ不能；政治権力の制圧；戦争に対する一般的準備；枢軸国との同盟；日露戦争まで、とソビエト連邦；最終段階；結論）

[日販商品データベースより]

東京裁判。法の正義の視点から日本の無罪を主張したのが、インド人判事・ラダビ
ノード・パールであった。本書は、そのパール判事が判決文に付した意見書を中心
に諸資料を引用しながら、東京裁判の中心テーマだった「全面的共同謀議」の論点
を掘り下げ、今もなお大きな影響を与えている東京裁判の歴史観に風穴を空けよ
うとする作品である。現在の問題にも視野を置きながら綴られた本書は、日本とい
う国のこれからのあり方を考えるうえで示唆に富む内容となっている。