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[BOOKデータベースより]
高校の制服が買えない。中古1円の参考書で受験勉強。底辺シェアハウス、夏はベランダで寝る。壮絶半生から見る社会。寄稿すればバズる。20代論客、初のエッセイ。
1 今までのこと―どこにも居場所がなかった(季節はずれの雪が降っている;この世界に居場所がない;お古の制服、私だけ不格好で;大学生になってもスタートはまだ遠くて;たったいちどの晴れの日のこと ほか)
[日販商品データベースより]2 その後のこと―居場所で考えた14の断片(文化的:心に「余白」をくれるもの;好き:人は変わることができる;ジェラートピケ:先入観との決別;生きる力:いつか恩を返したい;自己責任:想像する努力を手放さない ほか)
壮絶人生から見る社会。寄稿すればバズる。20代論客、初のエッセイ。
“まだ子どもだった頃、私にとって育った村は逃げられない檻だった。絶え間のない暴力と、際限のない貧困を閉じ込める檻”
隣で楽しそうに笑っている子、じつは困っているのに、言えないだけかもしれない――家賃を払い、学費を払い、病気になれば治療費を払う。安心できる居場所がある。そんな当たり前の日常を送る者の視界からは、こぼれ落ちる人たちがいる。しかし、そうした存在は意外と目に付かない。生まれながらに持たざる者は、経験が限定され、将来の選択肢を失いがちだ。たとえば、
◎高校の制服が買えない
◎お金がかかるから部活に入れない
◎中古1円の参考書で受験勉強
◎大学ではひとり、紙の辞書
◎レポートを書くPCが買えない
◎夏の底辺シェアハウスはベランダで寝る
◎友人からのプレゼントにプレッシャーを感じる
◎医療費が不安で自主退院
◎コロナ禍でも外で働かざるを得ない etc.
あの子はほんとに、なまけもの? 貧困は自己責任なのか? 塾も習いごともあきらめて、独学で国公立大学に進学した著者は言う。「それでもまだ、スタート地点に立てたわけではなかった」と。みなが自分の“強者性”を自覚する。そして、今より5ミリずつ思いやりの手を伸ばす。その総和が社会を優しく、生きやすくするのではないか?