- 「聖・俗・遊」言語遷移論:遊戯する言語に向けて
-
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2022年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784890262236
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 民主主義の比較政治学
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2025年04月発売】
- ナショナリズムと政治意識
-
価格:902円(本体820円+税)
【2024年05月発売】
- 驚きの存在論
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2017年05月発売】
- ノンモダンとしての経験学習:対応説としての学校知を超えて
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年10月発売】
- 新実在論×頭足類身体
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2019年07月発売】
[BOOKデータベースより]
本書の目的は、世界における三項図式を、世界の媒体としての言語における「聖・俗・遊」へと読み替えた上で、「聖」・「俗」において言語が使い手によって従属・支配されている状況を打開するとともに、「遊」において言語が自らの独自性を発揮することができる途を模索することにある。つまり、言語は次の理路を辿る。言語における「聖」としての「言霊」に始まり、言語における「俗」としての、「日常の道具的言語用法およびその延長線上の言語道具主義」を経て、言語における「遊」としての「遊び的言語用法」へと物質化・無意味化し、そして言葉遊び(ナンセンス)という理路を辿り、最終的に「言語が自ら遊ぶ」言語遊戯へと到るのである、と。
序論 「聖→俗→遊」という言語遷移
1 遷移する貨幣―言語の遷移を考える指標
2 言霊あるいは現実を動かす言葉「聖」
3 道具としての言語「俗」
4 遊びとしての言語「遊」―現実との癒着からの離脱
5 遊戯としての言語「遊戯」―実験小説『母の発達』を中心に