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[BOOKデータベースより]
長期停滞を解明する、新しい経済学へ。現代経済をラディカルに捉え直した『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者による人気講座を待望の書籍化!
第1章 イントロダクション―なぜ、今MMTなのか
[日販商品データベースより]第2章 貨幣とは何か―MMTの貨幣論
第3章 政府はなぜ財政破綻しないのか―MMTの通貨主権論
第4章 政府は何をなすべきか―MMTの経済政策論
第5章 何が長期停滞の原因か―MMTで読み解く日本経済
第6章 日本経済をどう立て直すべきか―MMTの応用と発展
長期停滞を解明する、新たな経済学へ
経済学において「異端派」とされるMMT(現代貨幣理論)が、現実を説明する新たな理論として幅広く受け入れられつつある。
「財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である」というMMTの主張をめぐって、もはや「極論」や「暴論」と片付けられる段階ではない。
経済学におけるパラダイム・シフトをしっかりと見定める時期が来ているといえよう。
とりわけ、「失われた30年」とも言われる長期停滞にあえぐ日本経済を分析する「武器」として、MMTはなくてはならない道具立てである。
本書は、ランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』(東洋経済新報社)を監訳し、『MMTとは何か』(角川新書)を執筆して、この新たな経済学を日本に紹介した第一人者による人気講義を書籍化したものである。
MMTが多く人を惹きつけたのは、貨幣の起源をめぐる根源的問いと時事的な現代経済論を結び付ける、その理論の全体性にある。
制度化が進み、学説や理論がますます断片化していく状況下、歴史も視野に入れてトータルに現実を説明するMMTは、経済学というディシプリンを超えて、人文・社会科学に幅広く訴える。