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[BOOKデータベースより]
日本の警察官の総数は約26.2万人。このうち、警察官僚(=キャリア)は0.2%未満にすぎない。たとえば、とある県警察本部では1、2人しかいない。あまりに少ないがゆえに、警察内部では「珍獣」と呼ばれるという。小説や映画、ドラマでは嫌味なエリートとして描かれることが多い彼ら・彼女らだが、本当にそうなのか。出世のためにはノンキャリアを犠牲にするのか。どんな特権があるのか。国民支配を企んでいるのか。制度や仕組みに隠れて見えにくい警察官僚の人となり、勤務環境から他省庁との縄張り争い、不祥事までを元警察キャリアの作家が解説する。
第1章 誕生―“ヒト”から“警察キャリア”へ(採用プロセス;採用試験と採用面接 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 生態(上)―血と労苦と涙と汗と(チャーチル演説1940;警察“官僚”としての御霊 ほか)
第3章 生態(下)―御下命如何にても果す可し(本来業務―“警察”官僚の御霊;本来業務の内容 ほか)
第4章 環境・私生活―隴西の李徴は博学才穎…(物理的勤務環境;人間関係 ほか)
特権も陰謀もありません?!
警察官僚(=キャリア)の知られざる実態と本音を、元キャリアの作家が明かす
――キャリアの「学歴」、実は入庁してからは意味を持たない
――「キャリアは父親のような年齢の部下を持つ」というのは本当?
――「猛獣」「パワハラ―」「一を聞いて億を読む天才」……多彩なキャリアたち
――世紀末の中央省庁再編で行われた、仁義なき「縄張り」侵略戦争
――カネ、権力、女……著者も「リアルに危なかった」警察不祥事
(以下目次より)
まえがき 【やってみた】警察官僚
第1章 誕生――〈ヒト〉から〈警察キャリア〉へ
採用試験と採用面接/警察庁志望者の特徴/省庁としての魅力と試験順位……等々
第2章 生態(上)――血と労苦と涙と汗と
警察〈官僚〉の試金石――法改正/国会対応/霞が関名物・想定問答……等々
第3章 生態(下)――御下命如何にても果す可し
都道府県警察勤務/階級別生態/警察官僚のメンタリティ……等々
第4章 環境・私生活――隴西の李徴は博学才穎……
人間関係/政治、官邸との関係・距離感/再就職事情と余生……等々