- 歌うサル
-
テナガザルにヒトのルーツをみる
共立スマートセレクション 37
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784320009370
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[BOOKデータベースより]
1 テナガザルを追いかける
[日販商品データベースより]2 豊かな実りの中での歌・遊び・グルーミング
3 インバックキャニオン保護区での調査
4 歌で関わりをもつ
5 歌の特徴
6 子の発達
7 ヒトと似ている
8 寛容な隣人関係
高校の地学教師であった著者はふとしたきっかけでボルネオの原生林に行き,テナガザルの歌を聞いた。その歌に魅力を感じ解読しようとした結果,気がつくと20年間も野生テナガザルを追跡することになった。また,動物園で出会ったテナガザルがあまりヒトによく似ていることに驚き,その認知について様々な実験観察を通してヒトとの比較を試みた。最終的には,小型類人猿であるテナガザルを通して,ヒトのルーツを問う。
テナガザルの歌の特徴やヒト言語との類似,テナガザルの隣人関係について述べながら,コーディネーター岡ノ谷先生が提唱する「言語の歌起源説」に迫る。熱帯雨林でのフィールド調査はどのようなものなのか,ボルネオテナガザルはどのような生活をしているのか? テナガザルの歌はどのような特徴があり,何か意味があるのだろうか? テナガザルはどのような能力をもっているのか? 著者の疑問とともに,臨場感を味わいながら読み進めていくことができる。