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[BOOKデータベースより]
国籍か、出身地か―。在日朝鮮人史、外国人登録と出入国管理制度の戦後史、国籍をめぐる日朝関係史から読み解く、「分断状況」を生きる尊厳としての「朝鮮籍」。
序章 朝鮮籍をめぐる問い
[日販商品データベースより]第1章 朝鮮籍の誕生―「地域籍」から「出身地」へ
第2章 南北分断の傷痕―韓国籍の登場
第3章 戦時下の「国籍選択の自由」―朝鮮戦争と国籍問題
第4章 国籍に刻まれた戦争―いかにして朝鮮籍は継続したか
第5章 同床異夢の「朝鮮国籍」―停戦から帰国事業へ
第6章 日韓条約体制と朝鮮国籍書換運動
補章 再入国許可制度と在日朝鮮人
終章 朝鮮籍という錨
国籍か、それとも出身地かーー。
1947年5月2日、日本の外国人法制に登場し、今日に至るまで存続している「朝鮮籍」。植民地支配からの解放後も日本で暮らし続けた朝鮮人たちに与えられたこの奇妙な「国籍」の歴史を、日韓の外交文書、法務省や地方自治体の行政文書、裁判記録、そして政党・民族団体の残した文書などの一次史料を精緻に読み解くことで明らかにする。