[BOOKデータベースより]
3〜8世紀、中国中古時期は治乱興亡の時代環境を背景に学術が展開した時代であった。儒仏道・目録学・注釈学・国家権力・地域性に着目して、中古学術の諸問題を多角的に分析する。
上篇 儒道注釈と学術史(注釈と書物;魏晋期の儒教;魏晋『荘子』注釈史における郭象の位置;隋代儒教の地域性―特に山東儒者について;『隋書』経籍志史部と『史通』雑述篇;『論語』と日本―集解・義疏の伝承を中心として)
下篇 儒仏道と中古社会(礼体系の継承と変容―性差の観点から;魏晋時代の皇帝権力と死刑―西晋末における誅殺を例として;血盟と師授―『抱朴子』内篇を中心として;礼から法へ―北魏における礼の法制化について;衰世の菩薩戒弟子皇帝―南朝陳における王権と仏教;隋朝における一切経書写の意義―「宝台経蔵」をめぐって;武則天「升仙太子碑」立碑の背景)
複雑多様な知のダイナミズム
3〜8世紀、中国中古時期は治乱興亡の時代環境を背景に学術が展開した時代であった。
儒仏道・目録学・注釈学・国家権力・地域性に着目して、中古学術の諸問題を多角的に分析する。
【本書の構成】
序 論
上 篇 儒道注釈と学術史
第一章 注釈と書物
第二章 魏晋期の儒教
第三章 魏晋『荘子』注釈史における郭象の位置
第四章 隋代儒教の地域性──特に山東儒者について
第五章 『隋書』経籍志史部と『史通』雑述篇
第六章 『論語』と日本──集解・義疏の伝承を中心として
下 篇 儒仏道と中古社会
第七章 礼体系の継承と変容──性差の観点から
第八章 魏晋時代の皇帝権力と死刑──西晋末における誅殺を例として
第九章 血盟と師授──『抱朴子』内篇を中心として
第十章 礼から法へ──北魏における礼の法制化について
第十一章 衰世の菩薩戒弟子皇帝──南朝陳における王権と仏教
第十二章 隋朝における一切経書写の意義──「宝台経蔵」をめぐって
第十三章 武則天「升仙太子碑」立碑の背景
あとがき
所拠文献一覧
索 引
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