京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

朝日新書　８４３

朝日新聞出版
山極寿一　

• 価格: 891円（本体810円＋税）
• 発行年月: 2021年11月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784022951502

内容情報

[BOOKデータベースより]

大学もジャングルもそっくりだ。そう言って乗り込んだゴリラ学者６年間の京大総長体当たり熱血記。財政削減のためにした国立大学法人化は失敗だった。日本の本当の強みは科学技術・学問の多様性にある。グローバルな「知」を伸ばすには、世界に通用する鋭い「問い」を持った次世代を育てあげることにつきる。それを鍛える大学は、ジャングルであるべきなのだ。教育は若者への「贈与」という著者の思いは熱い。

第１章　京都大学のトップに立つ
第２章　国際化と日本の大学
第３章　日本の大学改革
第４章　フィールドワークと科学する心
第５章　私の教育論
第６章　これからの大学教育を模索
第７章　未来社会と学術の役割

[日販商品データベースより]

ゴリラ学者が思いがけず京大総長となった。世界は答えのない問いに満ちている。自分の立てた問いへの答えを探す手伝いをするのが大学で、教育とは「見返りを求めない贈与、究極のお節介」。いまこそジャングルの多様性にこそ学ぶべきだ。学びと人生を見つめ直す深い考察。