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[BOOKデータベースより]
マルクス主義の学術拠点として誕生した「社会研究所」。彼らは世界大の政治の渦の中で生き、理論を構築した。「暗い時代」を潜り抜けた挑戦と思考は今、何を語るか。
第1章 初期フランクフルト社会研究所のマルクス主義と政治
[日販商品データベースより]第2章 創設者 フェーリクス・ワイル
第3章 研究所の執事役 フリートリッヒ・ポロック
第4章 異邦人 ヘンリーク・グロスマン
第5章 越境者 カール・A.ウィットフォーゲル
第6章 闇をまとった学究 リヒアルト・ゾルゲ
補遺 イソップのことばとしての“社会研究”―日本と欧州をつないだマルクス主義
1923年1月、「社会研究所」はマルクス主義に立つ学術拠点をめざし、フランクフルト大学に附置されて誕生した。やがて「フランクフルト学派」の母体として20世紀の思想史に大きな役割を果たした。同年5月に開催された「マルクス主義研究週間」には「一人の日本人」も加わっていた。
本書はこの研究所の創設期に集った社会科学者たちの行路を描く。大富豪の子息であり、「複数主義的なマルクス主義」を構想した創設者ワイル。研究所の運営を担い、盟友である第二代所長ホルクハイマーを支えた「国家資本主義」の理論家ポロック。資本蓄積の崩壊の法則を論じ、当時のマルクス経済学のキーパーソンだったグロスマン。中国革命をいちはやく紹介し東洋社会の解明を進めるなかで、ソ連体制の根本的な反対者となったウィットフォーゲル。研究所創設時の助手で、コミンテルンにリクルートされ、中国・日本での諜報活動に身を投じながらも学究としての精神を保ち続けたゾルゲ。
そして「社会研究」ということばを鍵にして、日本と西欧で進んでいた社会科学の同時代性が語られる。
「思想」が現れては消える「モード」のようなものでなく、世界大の政治の渦の中での生き方の選択と結びついていた時代を描く。本書はひとつの世代へのレクイエムとなった。