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[BOOKデータベースより]
禍を祓う祈りと呪い。疫病や天変地異などの「厄災」を民俗学的にとらえると見えてくるものとは?災害民俗学の一系譜として“民俗の医療”の端緒をひらく。
1 医療民俗学序説(「医療民俗学」と「医療人類学」;集団による病の予防 ほか)
[日販商品データベースより]2 ケガレとコロナ(疫病神とウイルス;アマビエ・ブームと「物言う魚」 ほか)
3 二一世紀の「まじない」(東京に奉納された「絵馬」―新海誠監督『天気の子』;水害伝承を記憶した「祭り」 ほか)
4 災害伝承を旅する(下地島の「ヨナタマ」―津波;甲州・信州の「風三郎」―風害 ほか)
5 「残酷」の時代に(「災害弱者」は救われてきたのか;難民・移民に冷たい国の難民・移民史 ほか)
禍(わざわい)を祓う
祈りと呪い(まじない)
「疫病は民俗社会にも、多くの苦難を与えてきた。しかし、疫病をもたらすものは私たちの内部と外部を行き来し、長いつきあいを重ねていくなかで交渉の余地がある存在であることを察知していたのではないだろうか。これから先も続いていく「新型」との関わり方においても、民俗の記憶と手段は、どこかで参考になるのではないだろうか――。」(本文より)
西洋医学の恩恵に与る以前、日本人は民間信仰や俗信といった民俗的な方法で病という外から来るものに対処してきた。翻って21世紀のコロナ禍において、迷信や因習として近代以降に斥けられたはずの「まじない」にすがるふるまいが見られたことも事実である。
疫病や天変地異などの「厄災」を民俗学的にとらえると見えてくるものとは何か。
災害民俗学の一系譜として「民俗の医療」の端緒をひらく。