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[BOOKデータベースより]
キーワードは聖書、キリスト教、女性たち。「三人の女の夢」「サロメの系譜 聖書の時代から現代まで」「創世記とミルトン『楽園喪失』にみるアダムとイヴ像」の三編には著者の手堅い実証精神が滲み出ている。
第1部(日本に半世紀―日本を愛した三人の司祭;新約聖書のたとえ話―「放蕩息子」を読む;女子教育を通してみた日本・カナダ関係―カトリック修道会の宣教活動とその歴史的背景;聖母被昇天修道会による明の星学園における教育の理念と実際;Evangelineへの旅 ほか)
[日販商品データベースより]第2部(三人の女の夢;サロメの系譜 聖書の時代から現代まで;創世記とミルトン『楽園喪失』にみるアダムとイヴ像)
共立女子大学、大妻女子大学で長年教壇に立ってきた著者が、この間に関心を持ち、研究を続けた領域のうち、聖書、キリスト教、女性たちをキーワードにまとめたのが本書である。
聖書に対する著者の関心はキリスト教信仰の正典、宗教書としての護経的な読み方ではなく、より自由な広がりから迫ろうとしている。
そのため、風土や文化の違いのなかで、日本での布教活動に専心した司祭たちの内面に迫ろうとした「日本に半世紀」などは、人物を通した比較文化論になっている。
また大学教員であった経験から、キリスト教と女子教育にも目が注がれ、教育の原点は「寺子屋」だと著者に言わせている。
さらに「小公子」の訳者として知られた若松賤子が夫となる巌本善治に贈った英詩「花嫁のヴェール」がアメリカの詩人アリス・ケアリーの詩であることを明らかにしているのを始め、本書の半分のページを占めるミルトンやシェークスピアを取り上げた論文には著者の手堅い実証精神が滲み出ている。