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幸書房 高鳥浩介 久米田裕子 高鳥美奈子 高橋紘 野々村和英
点
第1章 食品工場に起因するカビクレームの実態(HACCPとカビ;食品のカビクレーム ほか)第2章 カビを知る(肉眼で見えないカビ;カビが目で見えるとき ほか)第3章 食品工場のカビ対策と製造室環境調査事例(製パン工場のカビ問題;和菓子工場のカビ問題 ほか)第4章 原材料由来(食材・用水)のカビ問題(一次汚染のカビ;マイコトキシン汚染 ほか)第5章 建築設備、製造室等のカビトラブル(食品工場の建築設備上から見たカビが発生しやすい場所について;食品工場内の製造現場で経験したカビトラブル ほか)付録
(発刊にあたってより)消費者に安心される食品を製造し、消費者にその食品を信頼して食べていただく。これは食品を製造する業界にとって大きな課題である。製造する現場では常に消費者の声を意識しながら、信頼できる食品を日々生産している。しかし現実には、消費者に不信を抱かせてしまう製造現場由来の事故事例が後を絶たない。「自社工場では起こらない・起こさない」と信じることは極めて大切なことではあるが、いったん事故が発生すれば、消費者からの信頼は一瞬にして失うこととなる。とりわけ本書が対象とするカビについては、往々にして製造現場では確認できず、消費者にわたってから事故事例となるケースが多い。目で見えることがカビ事故の特徴であり、消費者の不信を招きやすい。事故発生となれば、原因の究明、発生防止、さらに消費者へのお詫びなど、食品会社にとって多大な労力と信頼回復への対応に追われることとなる。「製造現場では衛生管理の徹底を」としながらも、どこかに盲点が潜んでいるのである。そのことを意識しないまま、生産に追われているのが実情ではないだろうか。また、カビに対しての情報や知識が十分でないために起こっていることも否めない。「製造現場から過去に一度もカビ事故が発生していなかった」「カビは製造現場にいない」「無菌環境だから事故はない」「製造現場では衛生管理は徹底している」など、カビ事故とは無縁であるかの声を聴くことがある。しかしそれらの製造現場を見ると、製造環境とカビを理解していないケースが殆どである。今日の製造現場では、カビに限らず衛生管理の徹底が求められている。2021 年6 月からHACCP 義務化もその良い例で、原則すべての食品製造現場でこの衛生管理システムの実施をしなければならない。その目的は、 消費者に安心かつ安全な食品を提供できる製造環境を目指すというものであり、それゆえ食中毒菌に限らず、カビも決して無視できない微生物なのである。このような背景から本書では、製造現場で「カビをいかに制御するか」を、特にカビクレームの多い12 分野の食品工場に絞り、カビ発生原因、対策、発生防止、事例紹介、設備構造上の問題・改善点などまとめ、実用的なデータブックとして活用してもらうことを目的として刊行することとした。本書がまさに現場サイドでのカビ問題に少しでも寄与できることがあればと願っている。2021 年7 月NPO 法人カビ相談センター 理事長 高鳥浩介
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得田之久 久住卓也
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2005年05月発売】
三辺謙
価格:1,282円(本体1,165円+税)
【1994年07月発売】
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
第1章 食品工場に起因するカビクレームの実態(HACCPとカビ;食品のカビクレーム ほか)
[日販商品データベースより]第2章 カビを知る(肉眼で見えないカビ;カビが目で見えるとき ほか)
第3章 食品工場のカビ対策と製造室環境調査事例(製パン工場のカビ問題;和菓子工場のカビ問題 ほか)
第4章 原材料由来(食材・用水)のカビ問題(一次汚染のカビ;マイコトキシン汚染 ほか)
第5章 建築設備、製造室等のカビトラブル(食品工場の建築設備上から見たカビが発生しやすい場所について;食品工場内の製造現場で経験したカビトラブル ほか)
付録
(発刊にあたってより)
消費者に安心される食品を製造し、消費者にその食品を信頼して食べていただく。これは食品を製造する業界にとって大きな課題である。
製造する現場では常に消費者の声を意識しながら、信頼できる食品を日々生産している。
しかし現実には、消費者に不信を抱かせてしまう製造現場由来の事故事例が後を絶たない。
「自社工場では起こらない・起こさない」と信じることは極めて大切なことではあるが、いったん事故が発生すれば、消費者からの信頼は一瞬にして失うこととなる。
とりわけ本書が対象とするカビについては、往々にして製造現場では確認できず、消費者にわたってから事故事例となるケースが多い。目で見えることがカビ事故の特徴であり、消費者の不信を招きやすい。事故発生となれば、原因の究明、発生防止、さらに消費者へのお詫びなど、食品会社にとって多大な労力と信頼回復への対応に追われることとなる。
「製造現場では衛生管理の徹底を」としながらも、どこかに盲点が潜んでいるのである。そのことを意識しないまま、生産に追われているのが実情ではないだろうか。また、カビに対しての情報や知識が十分でないために起こっていることも否めない。
「製造現場から過去に一度もカビ事故が発生していなかった」「カビは製造現場にいない」「無菌環境だから事故はない」「製造現場では衛生管理は徹底している」など、カビ事故とは無縁であるかの声を聴くことがある。しかしそれらの製造現場を見ると、製造環境とカビを理解していないケースが殆どである。
今日の製造現場では、カビに限らず衛生管理の徹底が求められている。2021 年6 月から
HACCP 義務化もその良い例で、原則すべての食品製造現場でこの衛生管理システムの実施をしなければならない。その目的は、 消費者に安心かつ安全な食品を提供できる製造環境を目指すというものであり、それゆえ食中毒菌に限らず、カビも決して無視できない微生物なのである。
このような背景から本書では、製造現場で「カビをいかに制御するか」を、特にカビクレームの多い12 分野の食品工場に絞り、カビ発生原因、対策、発生防止、事例紹介、設備構造上の問題・改善点などまとめ、実用的なデータブックとして活用してもらうことを目的として刊行することとした。
本書がまさに現場サイドでのカビ問題に少しでも寄与できることがあればと願っている。
2021 年7 月
NPO 法人カビ相談センター 理事長
高鳥浩介