- ケアのたましい
-
夫として、医師としての人間性の涵養
THE SOUL OF CARE- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2021年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784571240911
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 認知症の人の「想い」からつくるケア在宅ケア・介護施設・療養型病院編
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2017年07月発売】
[BOOKデータベースより]
ポストコロナを私たちはどう生きていくのか。ハーバード大学教授アーサー・クラインマンが遺す滋味豊かな物語。
[日販商品データベースより]アーサー・クラインマンはハーバード大学の著名な精神科医、医療人類学者で、「ケア」というテーマの権威である。クラインマンは、妻のジョーンが早期発症型アルツハイマー病との診断を受けた後、自ら妻のケアを始め、ケアという行為が医学の垣根を超えていかに広い範囲に及ぶものかに気づくことになった。本書でクラインマンは、医師としての生活とジョーンとの結婚生活について、深い人間味のある感動的な物話を伝えるとともに、ケアをすることの実践的、感情的、精神的な側面を描いている。そしてまた、われわれの社会が直面している問題点についても、技術の進歩とヘルスケアに関する国民的な議論が経済コストに終始し、もはや患者のケアを重要視していないように思えると述べている。
ケアは長期に亘る骨の折れる地味な仕事である。ときに喜びがあるけれども、たいていはうんざりすることばかりで、しばしば苦しみでもある。けれども、ケアはつねに意味に溢れている。今日、われわれの政治的無関心、燃え尽きの危機、ヘルスケア・システムへの不満、これらを前にしてクラインマンは、自分たちと医師にいかに気まずい質問を投げかけなければならないのかを力説する。ケアをすること、われわれを必要としている人のために「そこにいる」こと、そして慈しみを示すことは、深く情緒的で人間的な経験であり、われわれにとっての本質的な価値観の実践であり、職業的な関係および家族関係の中心となるものである。ケアの実践は、医学と人生においてかけがえのないものは何なのかを教えてくれる。