- 根源悪の系譜 新装版
-
カントからアーレントまで
叢書・ウニベルシタス 987
RADICAL EVIL法政大学出版局
リチャード・J.バーンスタイン 阿部ふく子 後藤正英 齋藤直樹 菅原潤- 価格
- 5,170円(本体4,700円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588140631
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[BOOKデータベースより]
緒論
[日販商品データベースより]第1部 悪、意志、自由(根源悪―自分自身と戦うカント;ヘーゲル―“精神”の治癒?;シェリング―悪の形而上学)
第2部 悪の道徳心理学(ニーチェ―善悪の彼岸;フロイト―根絶不可能な悪と両価性)
第3部 アウシュヴィッツ以後(レヴィナス―悪と弁神論の誘惑;ヨーナス―新しい責任の倫理;アーレント―根源悪と悪の陳腐さ)
結論
二十世紀の歴史に癒しえぬ傷を残した数々の大量虐殺のあとで、哲学は「悪」をどう語りうるのか。カントが創出した「根源悪」の概念を軸に、人間が罪悪を犯す生来の可能性や必然性を熟考した思想家の系譜──ヘーゲル、シェリング、ニーチェ、フロイト、レヴィナス、ヨーナス、アーレント──を鋭く一望する。弁神論による「悪」の正当化が困難な今日、倫理の根源を問い質す碩学の労作。