[日販商品データベースより]
M.B.ゴフスタイン「海のむこうで」(原題:ACROSS THE SEA)は1968年に出版されたゴフスタイン初期の傑作です。これまで日本未翻訳でしたが、女優・石田ゆり子の初の翻訳、佐々木美香のデザインで50年以上の歳月を経て蘇ります。豪華BOX入りの限定版の『海のむこうで』BOXセットもあります。
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小さな小さな日常のなかに
幸せは宿っていて
その一瞬に集中して生きている子供達の時間は
不思議なくらい永遠なものとして
心に刻まれる。
その一瞬を切り取った物語。それが
私の思うゴフスタインの世界なのだ。
(石田ゆり子 「あとがき」より)
---(この本について)---
おじいさんと私が時空を超えて出会う話からはじまり、ひと気のない風車に現れた
食いしん坊な鳥のお話で幕を閉じます。収められた5つの物語には、明確なつながりはなく、海と、空のイメージを軸に、私たちそれぞれの記憶が重なって、まるでカスタムメイドのように物語が作られていきます。ゴフスタインの実験性と心がさらわれていく浮遊感、はにかむようなユーモアが混在しています。
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この絵本の作者M.B.ゴフスタインさんはアメリカの絵本作家です。
1940年に生まれて、2017年の誕生日に77歳で亡くなっています。
この作品は1968年のものですから、ゴフスタインさんの初期のものだといえます。
ゴフスタインの絵本はシンプルでありながら柔らかな線で描かれていて、日本でも多くのファンがいます。
この作品は女優の石田ゆりこさんが翻訳を担当して話題になっています。
この絵本は5つのお話でできています。
海のむこうで木の人形をこしらえているおじいさんのお話。
ちいさなリスのお散歩のお話。
ソフィーという女の子がピクニックに行って、お弁当を食べるお話。
海を流れていく大きなブーケのお話。
そして、丘の上の風車のお話。
物語でもないので、起承転結があるわけではありません。
海を流れていくブーケのお話などは、わずか2ページしかありません。
それでも、なんだか深い短編集を読んだような気分にさせてくれます。
これは石田ゆり子さんが「あとがき」にも書いていた話ですが、ゴフスタインさんは子供の頃本というものがあまりにも素晴らしいので、人間が作ったものだとは思わなかったそうです。
本はきっと神様がくれたもの、でも大きくなって本は人が書いたものだと知って、本を書く人になりたい。そう思ったそうです。
でも、ゴフスタインさんの絵本を読むと、もしかしたらやっぱり本は神様が作ったものかもと思いたくなります。
そういえば、石田ゆり子さんの「あとがき」は、「どうか明日も明後日もその先もずっと健やかな毎日でありますように」と、お祈りのように終わっています。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】