- 本心
-
文藝春秋
平野啓一郎
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784163913735

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[BOOKデータベースより]
ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは―急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。四半世紀後の日本を舞台に、愛と幸福の真実を問いかける、分人主義の最先端。『マチネの終わりに』『ある男』に続く、平野啓一郎最新長編!
[日販商品データベースより]『マチネの終わりに』『ある男』と、ヒットを連発する平野啓一郎の最新作。
舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
母の友人だった女性、かつて交際関係にあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。
読書の醍醐味を味わわせてくれる本格派小説です。