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[BOOKデータベースより]
本書は一橋大学の上保晃平の学士論文を加筆修正して上梓された。インタビューや聞き取りによって、排除され「命の選別」の対象にもされかねない障害者の議会参加への“障害”が抉りだされ、それを克服するための足がかりが政治学・社会学・障害学の理論によって提示されている。
序章 障害は政治的なこと―社会モデルと当事者参画
[日販商品データベースより]第1章 れいわ新選組と19年参院選―重度障害者議員の誕生
第2章 木村英子・舩後靖彦議員の活動―障害者議員と代表性
第3章 三井絹子の「闘い」―もう一つの政治過程
第4章 重度障害と議員活動―木村英子参議院議員インタビュー
第5章 議会参加と障害社会科学―堀利和元参議院議員インタビュー
第6章 『生きざま政治のネットワーク―障害者と議会参加』を読んで
終章 議会参加の“障害”―理論的考察の試み
コロナ禍に向き合いながら社会学部で学ぶ学生が、本書の原本になった卒業論文を書き上げた。
インタビューや聞き取りによって、排除され「命の選別」の対象にもされかねない障害者の議会参加への〈障害〉が抉りだされ、それを克服するための足がかりが政治学・社会学・障害学の理論によって提示されている。
〓障害者国会議員の生きざまを政治の光に!
重症心身障害児施設・びわこ学園創設者の糸賀一雄は、「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に!」という言葉を残したが、大きな変革を人びとの意識と制度に迫る重度国会議員の存在が、混迷する日本の政治の光となるべきことを本書は伝えている。堀 利和(視覚障害者、元参議院議員)