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- 雇用、金利、通貨の一般理論
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NIKKEI BP CLASSICS
THE GENERAL THEORY OF EMPLOYMENT,INTEREST AND MONEY日経BP 日経BPマーケティング
ジョン・メイナード・ケインズ 大野一- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2021年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784296000159
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[BOOKデータベースより]
資本主義の危機に天才ケインズが捻りだした処方箋!大恐慌後の1936年に刊行され、経済学を変え、世界を救った古典の新訳。経済学のパラダイムを一新した革命の書。
第1篇 序論
[日販商品データベースより]第2篇 定義と概念
第3篇 消費性向
第4篇 投資のインセンティブ
第5篇 名目賃金と物価
第6篇 短い覚書 一般理論から何を引き出せるのか
「南海の孤島を襲った疫病のように、35歳以下の経済学者は、たちどころにその熱に感染していった」――ノーベル経済学賞受賞者のポール・サミュエルソン(1915〜2009)が、ケインズ『一般理論』の出現をこう書いている。
大恐慌後の世界に天啓の如く現れた1冊の経済書が危機に陥った資本主義を救う指針となり、当時主流だった経済学のパラダイムを大きく転換した。
この革命的な本を日経BPクラシックス・シリーズのシュンペーター『資本主義、社会主義、民主主義』、ブキャナン、ワグナー『赤字の民主主義』、ノース『経済史の構造と変化』などの翻訳を担当した大野一さんが、画期的に読みやすい訳で提供する。以下は、第24章の有名な最後の部分だ。
「知的な感化などとはまったく無縁だと考えている実務家も、いまは亡き経済学者に束縛されているのがふつうだ。天のお告げを聞く権力の座にある狂人も、数年前の三文学者から狂気を学び取っている。これはまちがいないと思うが、支配階級の力は、じわじわと侵食していく物の考え方に比べれば、著しく過大評価されている。まったくのところ、すぐさま侵食するのではなく、ある一定の期間をおいて侵食するのである。というのも、経済・政治哲学の分野では二五〜三〇歳を過ぎてから新しい理論に感化される人は多くない。このため、官僚や政治家、また活動家でさえも、足元の問題への対応で利用するのは、おそらく最新の物の考え方ではないだろう。それでも、早い遅いの差はあれ、良くも悪くも危険なのは、支配階級ではなく、物の考え方なのである。」