ヘーゲル承認論と法

新基礎法学叢書　１９

成文堂
重松博之　

• 価格: 6,380円（本体5,800円＋税）
• 発行年月: 2021年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784792306793

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヘーゲル承認論の重層的な展開の様相を、法的諸概念との関連から解明する試み。

第１部　ヘーゲル『法の哲学』における承認と法（ヘーゲル『法の哲学』における人格・所有・契約の問題―承認論との関連から；ヘーゲル『法の哲学』における不法の問題―承認論と論理学との関連から；ヘーゲル『法の哲学』における犯罪と刑罰の問題へ―承認論と他者論との関連から）
第２部　ヘーゲル承認論の形成と近代自然法学―初期ヘーゲルにおける近代自然法学の批判と再構成：自由・犯罪・刑罰の問題を手掛かりとして（「自然法論文」における自由・犯罪・刑罰の問題；『人倫の体系』における自由・犯罪・刑罰の問題；社会契約説批判と“自然法学”の再構成）
第３部　ヘーゲル承認論における「犯罪と刑罰」（『体系構想３』「精神哲学」における犯罪・刑罰の機能と位置）
第４部　ヘーゲル承認論と現代正義論（ヘーゲル承認論の現在―Ａ．ホネットの承認闘争論を中心として；再分配と承認―現代正義論における承認論の位置づけをめぐって）

[日販商品データベースより]

ヘーゲルの最初の法哲学ともいうべきイェーナ前期の「自然法論文」と『人倫の体系』、さらに、その思想の根底をなすであろう青年期の神学論を起点とするヘーゲル法哲学研究の成果。